西武鉄道と秩父鉄道では、2016年5月28日・29日にコラボ企画として普段秩父鉄道で走っているSL・C58-363牽引のパレオエクスプレスを始めて西武鉄道の西武秩父駅から走らせるイベントを開催する予定になっています。
このイベント開催に伴い、西武秩父駅構内の関係設備の確認や本番を想定した予行運転が実施されました。
2016年5月10日(火)
保安装置の動作確認を行なうため、秩父鉄道デキ301号機が西武秩父駅に入線しました。
渡り線を走行するデキ103号機。
奥に見える線路が西武鉄道の本線、手前の線路が秩父鉄道の本線。
西武鉄道の作業員が、秩父鉄道の車両に合図を送る異色のコラボレーション。
ホーム上では4000系と並ぶシーンも見ることができました。
ホーム上には西武鉄道の職員が大勢いました。
2016年5月12日(木)
本番と同じ編成(C58-363+12系+デキ201)による入線試運転が行なわれ、今回初めてC58-363「パレオエクスプレス」が西武秩父に入線しました。
西武秩父へは影森方から入線するため、広瀬川原車両基地からの送り込みは一旦影森まで回送してから折り返すかたちで運転されました。
渡り線を走行する本編成。デキが先頭に立って走行するのはこの時のみで、それ以外はパンタを下げて無動力状態で走行しました。
西武秩父でNRAと並ぶC58-363。
NRAもSL入線試運転にあわせて臨時回送されてきました。停車中は試運転幕に変更し、再び回送表示で出発していきました。
大勢の西武鉄道職員とC58-363。
試運転に備えてホーム上は入場規制がかかっており、跨線橋も含めて立ち入ることはできませんでした。
黒煙を上げて出発していきました。